[第十五訓] 男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある
軍法会議!!
作戦会議!!
どっちでもいいや!!
九訓もそうですが、こーやって隊士が群れなしてわちゃわちゃしてるのを見ると、ああ組織なんだなと思いますね。
これがカンパニーなら、土方の位置はさしずめ優秀な(←ポイント)秘書と言うところか!!
秘書って言うか副官って言うか(まんまだろが)。組織はナンバー2がしっかりしててなんぼじゃけんのぉ!
このハンディなバズーカは、標準装備ってやつなんでしょうか。
つかさ、飛び道具と刀は共存出来るもんなんですかい?
いや何、現代だって刃物と飛び道具は共存しているわけですから、飛び系のは一般人がなかなか持てなくて、主流はあくまで刀だってことにして……いや廃刀令でてんだから一般人は刀も持てねえんだな。
っていうか、トシですよトシ。歳三のトシ!!!
総司が総悟だった以上、トシなんとかも当然もじっているんでしょうが、なにぶんこう呼ぶのが近藤だけなんで、分かりゃしません!
新撰組!の近藤さんも、トシ、とは言うけど歳三、とは呼ばないもんなぁ。
歳三をシンプルに読んでトシミとか(それは厭かも……)。トシユキとかトシナリとか……いや、アタシのアタマでは空知テイストに追いつけません。まかり間違ってもアキトシとかヒロトシとか、トシが下半分でないことだけ祈ります(あとトシミも)。
……いやここは、近藤さんがトシと呼んでいるその親密さを語るべきよね……ってことはふたりきりならカッちゃんとか呼んだりするのかしら……(新撰組!ネタ)。いや他の隊士の前では土方君と呼んでんだから、それが無い以上はふたりの上下関係が絶対ってことですな。
ってゆーか、「俺の戦友」なのに何故近藤「サン」……いや新撰組!の土方サンだって他の人の前じゃ近藤さんだけどさ……。
ガマのお屋敷で、近藤さんが撃たれるまでのシーンはすんごく好き。抜き身の剣で頭をつつく土方と、逆撫での上手い沖田君と、頭ガン!のリズムと、ミントンの山崎が好きで好きで大好きで!!!
「俺はいつもノリノリだよ」の台詞もいいし(しかしアンタ煙草吸い過ぎだよ……)、幕府様々の近藤さんと、そうは思えてない沖田君とか、もうたまらなくいい感じです。このマンガってもしかしてシリアス?みたいな。
で、撃たれて(山崎が汚れているところが芸が細かい……)、沖田君の瞳孔も開いちゃって? ボコられつつも土方の言うことはしっかり聞いちゃってる山崎(史実的には近藤さん寄りの部下だったようですが)にもときめかされましたが、アナタ、沖田君の腕を止めた土方に狂わなくてどーすんの!!!
斬ってしまうのは簡単だけど、それやったら近藤さんの立場が悪くなるわけだし。そんなのが吹っ飛ぶくらいカッとなったわけだし。この辺、土方と沖田君の歳の差を感じさせます。っていうかぶっちゃけ土方沖田でお願いします。
ハゲ。
の、後ろはアシスタントのモブ。それなりに顔の一覧表作っておかないと、見たこと無い隊士が次々出てきますよアシスタント!!
ほら、九訓とかぶってんの、ハゲだけじゃん。このハゲはそうですね、原田(仮)ってことにしておきましょう。
さりげに過去を語る土方。
ここで特筆すべきは、昔の土方が長髪だってことです!!!
いや近藤さんも多少は長かったみたいですが、こっちは普通の髷っぽいんで。
土方の髪質は、コシの強い直毛だとばかり思っていたんですが、ポニーテールにしちゃうあたり、案外さらさらのキューティクルヘアだったりしますか空知さん!
そんで極めつけが「俺の大将」ですか!!
「うちのエース」とキャプテンがのたまったサッカーマンガがありましたが(解釈は「俺のエース」で)、こっちはもう左ストレート時速50キロな勢いで「俺の大将」ですよ。アナタ、どうします。
アナタ、そんなに近藤好きですか。大事ですか。このケツ毛ゴリラの為なら自分の信念も曲げますか。
いやこの場合、信念は「近藤の言うことを聞く」であって、個人的感情は黙殺するんだな。
それをアグレッシヴに行動に出す沖田君がまたいいじゃないですか!!
こっから3ページは、アタシにとってバイブルです。聖典です。コーランです。むしろ十戒でもいいくらいです(ワケわかんねぇよ)。土方沖田炸裂です。何のかんの言いつつあんたら仲いいんじゃーん!みたいな!! 「俺や土方さんみたいな性悪」とかひとくくりにしてるし、要は似たもの同士と言うことなのね!!!
「薪をたけ総悟」で意気揚々としてる沖田君も可愛いじゃないっすか、ねえ。何のかんのしつつも結局は上司と部下か先輩後輩か。言うことを聞くこともあるんだな。
それでね、「おいでなすった」のコマがアタシ、好きで好きで好きで大好きなんです!
日本刀ってのは片刃だから、効率よく斬らないと隙ができちゃうんですよ。
だから日本刀の殺陣は美しい、とアタシは常々思ってます。マトリックスリローデッドの殺陣より、あずみの殺陣の方が美しいと思ったのは、やっぱお家元だからなんかな。
鞘から抜くときも、わずかに弓なりの刀身が描く曲線が格好いいじゃありませんか。直線的な洋刀より粋でございますよ。そういう意味では中国の刀も結構好き。
そーゆー、アタシの中の日本刀好きと相まって、もうたまらなく好きなシーンです、ここ。「喧嘩っ早い奴らよ」のとこの(近藤さんまでひとくくりか……)上から見た構えも、近藤さんと隊士たちを見て満足げに微笑むふたりも、先頭切って駆け出す様も、とにかく好きで好きで、ここだけでアタシはご飯が5杯はいけちゃいそうな。
要はアタシ、土方沖田の組み合わせが猛烈好きだってことなんですよ!