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非・桜上水宣言!
特別篇



天野忍 個人誌
A5/オフ/84p

 
 知る人ぞ知る某所掲載の渋藤長編。2年前に発行したまぼろしの初版(3冊しかねえっス)を大幅にリライトして、増ページ増シーンでお送りする渾身の一冊。
 妙齢のお姉さん推奨です。てゆうか中学生には目の毒です(字だけど)。

【収録作品】

 ・螢の夜 (初回版に限りオンラインこっそり公開済み。オトナの階段登る夏休みって感じ)
  
   あと、きまじめトークとアホッタレ落書き。 

【たとえばこんな裏話。】

 書き直しました。はっきり言ってかなり直しました。なにぶん自分の手元にすら本がない(コピーものはたいがい残ってない)が為、星河さんから初版本を借りて読んでみたら自分若かったなと言うか。この手の話を書きあげた当時の勢いもさることながら、描写の甘さが己の照れを物語っております。甘いったって「スイート」じゃなくてむしろ「ファジー」で、「一体これはどこの何をえがいたのだ俺よ!」と我ながらドロップキックをかますにあたり、もうこの際ぶっちゃけて悔い無く書ききろうと決意した次第です。当時いまいち納得できてなかったシーンもあるし、それはそれで某所に掲載しっぱなしなんで、ワタクシの吹っ切りようを見さらせという気概か。
 2002年の夏コミでスペースが取れたらだそう、と思っていたのだけど見事振られて(号泣)しまい、発行も一時は頓挫したものの、某俳優さんが急逝されたのに著しく衝撃を受け、やりたいことはやれるうちにやっておこうと違う方向に人生開き直りました。初回を書き上げた時間よりなおかつ使って書き直し悶絶し四苦八苦し、オトナになったぜ俺と遠い目をしながらできる限り赤裸々に仕上げました。つっても固有名詞なんかひとつも出てこないけどネ!
 
 久しぶりにいろいろ装丁をいじってみたら、これまたすばらしく地味な結果に仕上がり毎度毎度ぎゃふん。コストかけて地味に仕上げるというのはある意味才能なのか。
 口絵の浴衣は、雑誌からまんまぱくったんですけども、「ヒカルの碁」で小畑さんがまったく同じ浴衣(青い方)を描いていてぶっ飛びました。同じ資料買ったのか!みたいな。


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